年が明けて春になり梅雨を明けたら毎年行われるソムリエ試験の開幕です。
グラスを持ってワインをテイスティングしている姿は様になりますよね。
テイスティングはソムリエ・ワインエキスパートの二次試験で行いますが、試験前に簡単な基礎知識を解説します。
- テイスティングとは
- テイスティングの注意点
頑張ってワインを飲みすぎて体調を崩さないように気をつけてくださいね。
それでは初めていきましょう!
テイスティングとは、意味や注意点は?【ソムリエ・ワインエキスパート】
テイスティングとは
テイスティングとは要するに味見ですが、味覚や嗅覚は人によって様々です。
なので個人的に味わうのであれば好きな表現をして構いません。
しかしながら日本の認定試験においては、主観的にみる味わいではなく客観的な指標にのっとって行う必要があります。
また、テイスティングは味覚だけではなく、それを表現する語彙力も合わせて重要となってきます。
テイスティングと合わせて用語を覚えていくようにしましょう。
味がわかっても伝えられなかったら意味がない
テイスティングの注意点
テイスティングを行う環境
- 健康な身体条件
風邪は悪影響を及ぼすのはもちろんのこと、寝不足でも感覚は変わります。 - 明るい場所
日の光が最適・夜ならLEDの照明 - 室温18度以上
- 湿度60度前後
- 他の香りのないところ
香水・芳香剤・柔軟剤・料理の香りは大敵 - リップクリームや口紅はNG
香りを何度も嗅いでいると鼻が疲れてきて思うように嗅げなくなってきます。
そんなときは自分の腕や脇の匂いを嗅ぎましょう。
変に思うかもしれませんが、生まれてから今まで親み抜いた匂いなので、即座に鼻がリセットされますよ。
自分の匂いがニュートラル
テイスティンググラス
口が触れるところはなるべく薄く、無色透明でカットが入っていないものが良い。
陶器や木製を使用するのではなく、酸味の成分と中性的なガラス、できればクリスタルやセミクリスタルが良い。
昔は銀のグラスもあったんですよね
口の部分が厚いものだと味の感じ方が変わるので、研究しつくされた国際規格のテイスティングで好ましいです。
またグラスを持つときはワインの温度が急激に上がってしまうため、ボディを持たず脚の部分を持つようにしましょう。
タストヴァン
タスとヴァントは皿の形をした『取っ手付きの銀杯』
古くは(15世紀〜18世紀ごろ)タスとヴァンを検査用に使用していて、ワイン商人にとって欠かせない存在だった。
光を反射するように丸い凹凸が数十にも施されており、暗いカーヴの中でも透明感や色調を検査することができた。
金属という素材・厚さ・開き具合から、テイスティングにはあまり適していないため、現在はグラスへとその座を譲った。
あまり需要はないが販売はされています。
香りのコツ
香りは鼻からだけではなく口からも空気と一緒に吸い込んで感じます。
ワインから立ちのぼった香りは、口から入り、口の奥を通って遠回りして『後鼻腔性嗅覚』で感じます。
それがワインの香りを嗅ぐうえで重要となるので、鼻と口の両方で感じることが大事です。
香りに関しては別の記事で詳しく解説しています。
まとめ
今回はテイスティングに関して簡単に解説してきました。
ソムリエ試験ももうすぐなので、しっかり勉強して合格してくださいね。
詳しく説明した記事もあるので下記に貼っておきます。
それではまた!
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