そもそもボージョレ・ヌーボーって何?
ボージョレ・ヌーボーって種類がたくさんあって、どれを選んだら良いか迷っちゃう・・・
この記事を読めば、ボージョレ・ヌーボーとは何かを友達に説明できるようになるとともに、あなたに合ったおすすめのワインを見つけることができます。
毎年11月の第3木曜日に解禁されるボージョレ・ヌーボー。
きんもくせいの香りが道端で感じられたらボージョレ・ヌーボーの季節の到来ですね!
鮮やかな色合いで、渋みが少なく飲みやすいフルーティな味わい。
ワイン好きの人も、ワインをいつもは飲まない人も一年に一度のお祭りイベント。
毎年楽しみにしているファンが多いのもボージョレ・ヌーボーの魅力です。
ボージョレ・ヌーボーとは?
1. ボージョレ・ヌーボーとは?
- フランスボージョレ地区の新種
- ガメイ100%の赤ワイン
- 画期的で特殊な製法
新酒の祭典としての歴史
ボージョレ・ヌーボーは、フランスのボージョレ地域で毎年11月の第3木曜日に解禁される新酒です。
この伝統的な行事は、ワインの収穫を祝い、新酒を楽しむことを目的としています。
1960年代に始まったこのイベントは、今や世界中で注目されるワインの祭典となっています。
ボージョレ・ヌーボーの製造プロセス
ボージョレ・ヌーボーは、ガメイ種のブドウから作られます。
収穫されたブドウは、マセラシオン・カルボニックと呼ばれる特殊な発酵プロセスを経て、わずか数週間後にワインとして瓶詰めされます。
このプロセスにより、フレッシュで果実味豊かなワインが生まれます。
ボージョレ・ヌーボーは9月で収穫したブドウを2カ月間でワインにするために『マセラシオン・カルボニック』という特別な製法で醸造されます。『マセラシオン・カルボニック』は、ぶどうから発生する炭酸ガスをタンク内に充満させて、色素をより早く抽出する方法です。この炭酸ガス浸透法により、他のワインよりもキャンディ香と呼ばれる甘い香りが強く発生します。
フランスボージョレ地区の新種
ボージョレ・ヌーボーとはフランスブルゴーニュ地方ボージョレ地区で作られる新種(=ヌーボー)の赤ワインです。
ボージョレ地区で村名を名乗れるのは10の村です。
北から南の順で記載してあります。
ボージョレ地区の10の村 |
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サンタムール(Saint-Amour) |
ジュリエナ(Julienas) |
シェナ(Chenas) |
ムーランナヴァン(Moulin-a-Vent) |
フルーリー(Fleurie) |
シルーヴル(Chiroubles) |
モルゴン(Morgon) |
レーニエ(Regnie) |
ブルイィ(Brouilly) |
コート・ド・ブルイィ(Cote de Brouilly) |
北部は花崗岩(かこうがん)土壌で南部はジュラ紀の石灰岩(せっかいがん)や泥灰岩(でいかいがん)土壌です。
ガメイ100%の新種(ヌーボー)
日本ではヌーボーという名前で親しまれていますが、現地では一番目という意味でプリムール(primeur)と呼ばれています。
たまにデパートや酒販店でみられるプリムール(primeur)という記載も新種『ヌーボー』と同じ意味なんですよね。
ぶどう品種は『ガメイ(gamay)』100%!
別名でガメイ・ノワールとも呼ばれています。
ヌーボー(=プリムール)は『新種』という意味なので全世界で存在しますが、『ボージョレ・ヌーボー』はボージョレ地区で造られた『ガメイ』を使用した赤ワインだけです。
ガメイの特徴
ボージョレ地方の主要な黒ぶどうです。
花の香りが華やかで軽いボディのワインに仕上がるのが特徴的。
ガメイはフランスの生産量が9割を占めますが、スイスやカナダなど他の国でも栽培されています。
主な香り
すみれ、ブラックベリー、ザクロ、バナナ
他のブドウと比べてやや甘みがあり、渋みは控えめで酸味が非常に強いのが特徴です。
今年のボージョレ・ヌーボーの特徴は?
2. 今年のボージョレ・ヌーボーの特徴は?
2-1. 2024年の特徴的なヴィンテージ
今年のボージョレ・ヌーボーは、気候条件の影響を受けています。
適切な雨量と日照時間が豊かなブドウの成長を促し、バランスの取れた味わいをもたらしました。
2024年のヴィンテージは、芳醇でフルーティーなキャラクターが特徴であり、出来栄えは期待大です。
2-2. 今年の注目すべき生産者とワイナリー
今年のボージョレ・ヌーボーを楽しむ際に注目すべき生産者とワイナリーが数多くあります。
彼らの独自の手法や熟練した技術によって生み出されたワインは、品質と個性の両方を兼ね備えています。
特に〇〇ワイナリーや〇〇生産者のボージョレ・ヌーボーはおすすめです。
ボージョレ・ヌーボーの楽しみ方
3. ボージョレ・ヌーボーの楽しみ方
3-1. 味わいの特徴と楽しみ方
ボージョレ・ヌーボーは若々しい果実味と爽やかな酸味が特徴です。
そのフレッシュな味わいは、冷やして楽しむのが最適です。
温度は12℃〜16℃
晩秋の11月頃では常温が飲み頃の温度になります。
部屋が暖かい時にはやや冷やすイメージです。
冷やしすぎると香りが立たなくなるので注意
3-2. イベントや祝賀の方法
ボージョレ・ヌーボーの解禁日には、世界中で様々なイベントや祝賀が行われます。
レストランやバーでは、特別なメニューやイベントが用意され、ワイン愛好家が集まります。
また、自宅でも友人や家族と一緒にパーティーを開くなど、楽しみ方は多岐にわたります。
ボージョレ・ヌーボーの選び方
4. ボージョレ・ヌーボーの選び方
4-1. 良質なボージョレ・ヌーボーを見極めるポイント
ボージョレ・ヌーボーを選ぶ際には、いくつかのポイントに注意する必要があります。
まず、ラベルに記載された生産者やヴィンテージを確認し、信頼できる生産者の製品を選ぶことが重要です。
また、輸送中の温度管理や保管状況も品質に影響しますので、それらも確認しましょう。
4-2. ボージョレ・ヌーボーの選び方のコツ
ボージョレ・ヌーボーを選ぶ際には、試飲や評価を行うことが有効です。
ワイン専門店やスーパーマーケットなどで試飲イベントが開催されている場合がありますので、積極的に参加しましょう。
自分の好みや予算に合ったボージョレ・ヌーボーを見つけるために、複数の選択肢を比較することも大切です。
ボージョレ・ヌーボーとフードペアリング
5. ボージョレ・ヌーボーとフードペアリング
5-1. おすすめの料理との相性
現地のボージョレ地区ではシャルキュトリーとのペアリングが有名です。
シャルキュトリーとはハムやソーセージなど豚肉加工品の総称です。
また、軽めの料理や前菜との相性も抜群です。
赤身の牛肉よりもやや軽めの豚肉を使った料理に合わせやすいです。
ちなみに白身魚の刺身系には合わせづらいです。*もちろん好みもありますが・・・
5-2. ボージョレ・ヌーボーとチーズのマリアージュ
ボージョレ・ヌーボーとチーズの組み合わせは、ワイン愛好家にとって魅力的なペアリングの一つです。
特に、柔らかいクリーミーなチーズや、フレッシュなハーブの香りがするチーズとの相性が良いとされています。
カマンベールやブリー、シェーブルなどのチーズと一緒に楽しんでみてください。
合う合わないも楽しみのひとつ
まとめ:
ボージョレ・ヌーボーは、フランスの伝統的な新酒の祭典であり、毎年11月の第3木曜日に解禁されます。
そのフレッシュで果実味豊かな味わいは、多くのワイン愛好家を魅了しています。
今年のボージョレ・ヌーボーは特に注目すべきヴィンテージであり、おすすめの生産者やワイナリーも多数あります。
ごめんなさい。準備中です、、、
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