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シャブリ2018(Chablis2018)自宅で簡単マリアージュ!【料理10提案】

料理の画像

フランスで有名な白ワイン『シャブリ』ってみなさんご存知ですか?

辛口白ワインの代名詞となっていますが、思ったより口当たりが柔らかくてまろやかなんですよ。

コロナ禍で外食もできない、外でお酒も飲めない。

外出できないならせめて自宅で美味しいワインを楽しみたいですよね。

とはいえワインはよく分からないし、料理も何を作ったら良いか分からない・・・

かめくす

了解しました!
シャブリについて簡単に解説していきます!

今回はシャブリに合う料理を作ってワインと料理のマリアージュを楽しむのと共に、食卓での楽しいひとときを演出できればうれしいです。

シャブリ2018(Chablis2018)自宅で簡単マリアージュ!

シャブリとは

シャブリ村 【引用:ウィキペディア】

まず初めにシャブリを美味しく飲むにあたって『シャブリ』を簡単に説明していきます。

ちょっと理解するだけで美味しさは倍増するのでチェックしてみてください。

そんなの知ってるよ!と言う方は『自宅で簡単マリアージュ!【合う料理10提案】』までジャンプしてください。

ブルゴーニュ地方シャブリ地区

シャブリはフランスブルゴーニュ地方のヨンヌ県シャブリ地区で作られる白ワインです。

シャブリ地区はパリから南東へ200㎞、車で2時間半のところにある人口2,600人ほどの小さな村です。

東京と比べてやや気温は低く、私の実感としては乾燥していてノドの奥が常に渇いた状態を感じます。

ぶどう品種

シャブリのぶどう品種は白ぶどうのシャルドネ100%。

シャブリ地区では赤ワインも作られているのですが、赤ワインは法律上『シャブリ』とは名乗れないのです。

ぶどうもシャルドネを100%使用していないとシャブリとはいえないです。

かめくす

・シャルドネ100%
・シャブリの赤は存在しない

歴史

古代ローマ時代からぶどう栽培が始まっており、1800年以上と言われています。

日本では卑弥呼の時代ですね。

土壌

石灰が多いキンメリジャン土壌です。

遠い昔、海の底だったため貝殻を多く含んだミネラル豊富な土壌となっています。

ワインにもミネラル香、チョークのような香りがします。

かめくす

黒板消しをパンパンした時の香り。
わかるかな〜?

発酵

一次発酵・・・アルコール発酵ともいう。どのワインでも行うが、ブドウの糖分をアルコールと炭酸ガスに分ける。

二次発酵・・・マロラクティック発酵ともいう。リンゴ酸を乳酸に変える。(やらない場合もある)

二次発酵を行うことにより、さわやかで刺激的な酸から、ヨーグルトのような優しい酸味に変わる。

格付け

シャブリ4段階の格付け

シャブリには4段階の格付けがあります。

最高峰のグランクリュからプティシャブリまであります。

  1. シャブリ・グランクリュ
    (7区画8銘柄)
    【Chablis Grand Cru】
  2. シャブリ・プルミエクリュ
    (24銘柄)
    【Chablis Premier Cru】
  3. シャブリ
    【Chablis】
  4. プティ・シャブリ
    【Petit Chablis】
シャブリ・グランクリュ
ブーグロ
レ・プリューズ
ボーデジール
ヴァルミュール
グルヌイユ
レ・クロ
ブランショ
*ムートンヌ(レ・プリューズとボーデジールにまたがる特別な区画)
シャブリ・グランクリュ
かめくす

ラベルに書いてあるから確認してみてね!

当たり年

2018年が20年に一度の当たり年と言われています。

下記がヴィンテージチャートです。

畑や造り手によって出来は様々なので、あくまでも目安として参考にしてください。

偉大な年★★、優秀な年★、良好な年●●●、やや弱い年●●、難しい年●

ヴィンテージ評価
2019●●●
2018★★
2017●●
2016●●
2015★★
2014
2013●●
2012
2011●●●
2010●●●
ブルゴーニュ白ヴィンテージチャート 
参考:田辺由美のワインスクール

2018年がここ最近では一番評価が高いです。

2019年も比較的良い評価を受けてます。

2018年 シャブリ(ルイジャド)

2019年 シャブリ(ルイジャド)

画像は私の好きな造り手の『ルイ・ジャド』のシャブリです。

シャブリの特徴

『石灰の香り』とか『火打ち石の香り』と良く言われるのですが、よく分からないですよね。

かめくす

黒板消しをパンパンした時の香り!www

ミネラルの香りはグラスに注いで嗅いでみるとよくわかります。

一言で言うと『香ばしい』です。

1億5000万年前の貝殻が混ざった石灰の多い土壌、ぶどうの根からミネラルを吸収してできたワインがシャブリです。

かめくす

神秘的ですよね

シャルドネ種の特徴からレモンやグレープフルーツのサッパリ系から、グランクリュクラスになると洋梨、白桃まで幅広い味わいがあり、その年の天候により香りはかなり変わってきます。

ヨーグルトのような優しい酸味(舌の両脇に柔らかい酸味)を感じるので、乳製品を使った料理にも合わせやすいです。

自宅で簡単マリアージュ!【合う料理10提案】

それではシャブリに合わせて料理を提案していきます。

ワインの造り手やクラスによってもかなり味わいや香りは違ってきます。

人によっても感じ方は違うので、自分に合う料理との相性(マリアージュ)を見つけてみて下さいね。

その前にシャブリの特徴を一旦まとめます。

フルーツ系

  • レモン
  • グレープフルーツ
  • 洋梨
  • 白桃

香ばし系

  • 魚介類
  • 焦げ(フライパン・オーブン)

乳製品

  • 牛乳
  • バター
  • チーズ

それでは料理を紹介します。

他にもたくさんありますが、今回は10個だけ紹介します。

1 白身魚のムニエル バターソース

白身魚にパン粉をまぶして多めの油で焼きます。

バターは別のフライパンで焦がしバターに仕上げます。

白身魚とパン粉の香ばしさに加え乳製品のバターが唇から舌の横らへんでワインと一緒に溶け込みます。

2 焼き魚レモン添え

シンプルに真鯛やヒラメなどの白身魚を網焼きにして塩で食す。

柑橘類のレモンを添えることにより更につながる。

3 アサリの酒蒸し(白ワイン)

白ワインと香草のタイムやディルと一緒にアサリを蒸す。

日本酒で蒸すとワインの酸味が際立ってしまうので、白ワインで蒸すことをお忘れなく。

4 牡蠣バター(ハマグリ)

牡蠣のミネラル香とバターでバッチリ合って言うことなしです。『シャブリには生ガキ』と言われますが、火を通した牡蠣にももちろん合います。

ハマグリでもやってみて下さい。
超絶合います!

5 カルボナーラ

カルボナーラは元々(カーボン=炭)からきています。

ベーコンの燻製した香りと生クリームがシャブリと相性抜群。

6 スモークサーモン香草添え(ディル、ケッパー)

燻製の香りとシャブリはよく合います。若いワインに表れるグリーン系の香りがハーブと合い、ケッパーの酸味が白ワインの酸味とマッチします。

おしゃれスーパーでは出来上がった商品が売っているので見つければそれでもOK。

7 シーフードグラタン

海鮮系の中でもエビとの相性は抜群。

本来ならオマールや伊勢海老と合わせたいところだけど、家じゃ難しいですよね。ブラックタイガーなどでも問題なし。

シャブリは魚介とチーズやクリーミーなグラタンとの相性が格別。

8 ヨーグルトドレッシングのフルーツサラダ

グレープフルーツ、はっさくなどの柑橘系に白ワインビネガーと塩・胡椒を加えたヨーグルトソースを和える。

フルーツの刺激的な酸をヨーグルトの程よい酸味で包み込み、シャブリと合体させてくれます。甘いフルーツは白ワインビネガーがワインと結びつけてくれます。

9 鮭のクリームシチュー

具にはアサリやエビを入れて、煮込むときにローリエの葉を1〜2枚入れるのがおすすめです。

鮭は一度香ばしく焼いて出来上がったシチューに入れる。

ガーリックバターのバゲットを添えたら完璧。

10 グリルチキン ケッパーソース

白身系の肉なら豚でも仔牛でも合います。

皮目をしっかりと焼いて香ばしさを出します。

塩・胡椒をしたオリーブオイルにニンニク少々、ケッパーとディルを入れて軽く火を通せばソースが完成です。

まとめ

シャブリ2018(Chablis2018)自宅で簡単マリアージュ!【合う料理10提案】

いかがでしたか?

今回の記事でシャブリに少しは興味を持ってくれましたか?

2018年は最高な年なので是非一度購入して、自宅で料理とのマリアージュを楽しんでみてはいかがでしょうか。

コロナに負けず楽しんじゃいましょう!

それではまた!

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この記事を書いた人

神奈川県出身
ソムリエ・元ホテルマン
現在はソムリエブロガーとして日々奮闘中!
自分の経験をもとに、ワイン雑学・水へのこだわりを『わかりやすく』発信しています。
【JSA認定シニアソムリエ】
【日本ホテルレストランサービス技能検定1級】

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